温活で快眠を

質の良い睡眠を取るコツ、それは体温にあります 体温は睡眠と深い関係をもっています。
私たちの身体は、日中、仕事や家事、運動などで体温が高く保たれていますが 眠りにつく時には、体内の体温を下げることで脳と身体をしっかり休息させる仕組みがあります。 皮膚表面から熱を逃がす機能(熱放散)が働くと、体内の深部体温が下がり、それに伴って身体は休息状態になり眠気が訪れます。
深い睡眠の時ほど、体温は大きく低下します。 熱を逃がすのに重要な働きをしているのは 手足、特に甲の部分です。 赤ちゃんの身体が温かくなるのは眠たいサインといわれますが それはここから熱を逃しているのです。
冷え症の人が不眠になりやすいのは 手足から熱が放出されにくいために、深部体温が下がらないからです。 良質な睡眠がとれないと 自律神経の働きが乱れて血行が悪くなり ますます身体が冷えるという悪循環に陥りやすくなってしまいます。
そのために重要となってくるのは いかに普段からの体温を上げるかと言うことです。 身体にとって理想の体温は 36.8℃ ±0.3℃と言われており 日中は最低でも36.5℃が保つことが重要となります。
身体を温めるコツは ・適度な運動を行う ・足湯や半身浴 など様々な手段がありますが 入浴の方法も適切に行えば質の良い睡眠を得ることが出来ます。
床に就く1~2時間前に、38~40℃のぬるめのお風呂にゆっくり浸かって体温を上げます。 ぬるめの湯は自律神経のうち副交感神経を優位にし、心身がリラックスして眠りにつきやすくなります。 身体が温まって手先や足先の血管が広がると、熱放散がスムーズになり 深部体温を下げやすくし、質のよい睡眠が得やすくなります。 しかし、42℃以上の熱い湯に浸かると 逆に交感神経が優位となり、緊張モード入ってしまい、神経が高ぶり、眠りにつきにくくなってしまいます。 熱い湯に浸かると気分がスッキリして疲れがとれた感じがしますが、眠りには悪影響なのです。
皆様も、 温活(体温を高めて健康を得る活動) を始めて質の良い睡眠をしてみませんか?