2019/02/04
ケア倶楽部 誠
院長 柏原です🤓
冬によく発生する感染症として【ノロウィルス】があります。
ノロウイルスはウイルス性胃腸炎の原因として知られる感染力の強いウイルスです。
ノロウイルスによって引き起こされる感染症は食品だけでなく
感染者の嘔吐物や便にも大量に含まれているため、二次感染を起こしやすいのも特徴です。わずか10~100個程度のノロウイルスが体内に入っただけでも感染してしまいます。
ノロウィルスの潜伏期間は1~2日程度で
主な症状は激しい吐き気、嘔吐、下痢です。
また軽い発熱に加え、腹痛、頭痛、悪寒、筋肉痛、のどの痛み、倦怠感などを伴うことがあります。
症状は通常2~3日でよくなりますが高齢者や幼児、病弱な人は、嘔吐・下痢による脱水や窒息、誤嚥性肺炎などで死に至ることもあるため、注意が必要です。
現在、ノロウイルスに効く抗ウイルス薬やワクチンはありません。
そのため治療の原則は症状を楽にするための対症療法で脱水症状を防ぐためスポーツドリンクなどの水分補給や点滴を行う場合もあります。
ノロウィルスはカキなどの二枚貝に含まれる事が多く
予防としてはノロウイルスは熱に弱いため、加熱調理は有効な手段の一つです。
ノロウイルスの汚染のおそれのある貝類や野菜などの食材は、85~90℃で90秒以上加熱してから食べるように心がけましょう。